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6/23 東大ハス見本園、郷土の森公園、不忍池など 八季巡覧記(15_473B)   投稿日:2015/06/25(Thu) 17:08 No.3453
2015/6/23(火)に、東大ハス見本園、郷土の森公園、不忍池の花蓮などを
見て来ました。(15.475記)

東大ハス見本園から紹介します。

2015年(今年)の公開は、ネットで次のように案内されています。
平日一般公開
6月23日(火)~7月24日(金)(※ 月曜日・土曜日・日曜日を除く)
9:00~11:00(※ 大雨・強風・雷・酷暑などの場合は予告なしに中止いたします)
入園料 無料

観蓮会
7月18日(土)
7:30~11:30(※ 大雨・強風・雷・酷暑などの場合は予告なしに中止いたします)
一般見学よりも早朝に広い範囲をご覧いただけます
東大コミュニケーションセンター(UTCC)の東大オリジナル蓮グッズなどの販売もあります(予定)
入園料 無料

去年(2014年)に比べると、8月に公開されていた後期分が無くなり、7月の前期分が
1週間ほど前に延されています。
そのことも念頭に、記事を書きます。

この日(6/23)は一般公開の初日なので、職員の方、ボランティアの方も忙しそうでした。

正門


ハス見本園の開場までには時間があったので、農業博物館の方に回ってみました。

農業博物館


トラクター練習場

奥に新しい温室が見えます。
その手前に、左から右に都道が新設される計画で、東大農場も新たな構想で構内を
整備しているようです。
その辺り、二年前にはポプラ並木があり、桃の果樹園もあったのですが(笑)。

ハス見本園の入口

この写真と正門の写真は、帰り際に撮ったので、多少時間的にずれています。
右手に、鉢の特別展示が見えています。

ハス見本園の配置図

今年(2015年)のパンフレットの図に、筆者が説明用に赤字と方角を追加しています。

簡単に説明します。
蓮の各品種は、コンクリートの桝(縦横2メートル、深さ60センチ)に植えられています。
各桝は、中央路を挟んで南北に、AからPの各行と1から7の各列で特定できるように
並んでいます。
例えば、緑地美人はJ2とO4の桝にあり、大賀蓮はA7とI1になります。

主な品種の開花期間

2014の観蓮会の時に掲示されていた図です。
この図とハス見本園の配置図を合わせる事で、今年の一般公開期間中に見られそうな
品種が想定できそうです。
蓮の研究では、緑地美人や大賀蓮、妙蓮や千弁蓮は重要ではないのかも知れませんが、
見学する立場からは、それらが開花期間の図から漏れていて、残念です(笑)。

ハス見本園内の全景


参考用写真

見落としなどを減らすために、中央路から見た各行の桝を撮影しています。
この写真はA行桝の写真で、見本として載せてみました。

花蓮色々

毎葉蓮

寿星桃


春不老


千弁蓮

関心の強い品種ですので、職員の方から「蕾がある」と知らされただけで、
嬉しくなりました(笑)。
どうにか、公開最終日の7/24までには、開花が見られそうです。

スイレンなどの桝

左手前の白のスイレンなどは、09:23には蕾だったのが、この10:49には咲いていました。

花蓮も、時々刻々変化しているのかも知れませんね(笑)。

閉園近くの、園児たちの見学

彼らは、蓮の花よりも泳いでいるメダカに興味を示していました。

東大ハス見本園の詳細については、別記事で紹介します。


次は、府中市郷土の森公園の修景池の花蓮の様子です。

場所_案内図


修景池_案内図

 (注) 方角と赤字は、筆者が追加しています。
Aは緑光燦舞像の位置で、Bは噴水の位置です。
反時計回りで、巡りました。

入口から


橋から東を望む


手前のミセス・スローカム


大賀蓮

大賀蓮は複数ありますが、咲いていたのはこの桝だけでした。

紅舞妃


一番咲いていた、知里の曙と右奥の舞妃蓮


噴水と



千弁蓮

今期は、咲いた花を見られるのだろうか?

緑光燦舞像


時間が早かったので、隣りの郷土の森博物館の紫陽花などを覗いてみました。

あじさいマップ

歩いたルートを赤線で示してみました。

紫陽花の歓迎花壇


茶室 梅欅庵

お抹茶を頂きました。
普段は生菓子のようですが、このときは干菓子でした。

旧田中家住宅 (府中宿の大店)を見学


土蔵

1階で木舞、2階で土壁を展示していました。
これらは、始めて見ました。

座敷

奥座敷の御座所まで、幾つもの座敷が連なっていました。
左手の見学通路から、それらを見られます。

旧三岡家長屋門

こちらのエリアに来たのは、初めてです。
池があったりして、別の景観でした。

あじさいの小径


水車小屋


ハケ下の流れ付近

この部分の紫陽花には、樹名板がありました。

郷土の森の詳細については、別記事で紹介します。


最後は、不忍池の様子です。
不忍池の蓮観察ゾーンの開設に合せて、東大ハス見本園が提供されたと言う
不忍池斑蓮の生育が気になったので寄ってみました。
もう17時を回っているので、咲いた花も蕾みになってしまっていますが、様子は
分かります。

不忍池の全景

右に見えるテラスが、蓮観察ゾーンです。

蓮観察ゾーンの案内板


不忍池斑蓮の桝

複数の丸い網で囲まれた中です。
桝の外側では、地バスが成長していますが、枡の中は空白。

ザリガニの住処になっています。


大賀蓮などの他の品種も同様でした。

ゾーン内には、大きな鯉が悠々と泳いでいます。


ゾーン内では、品種の桝を避けるように、地バスが咲いていました。


品種の蓮は去年は全滅しましたが、地バスを刈り込み、桝に網を巻いて保護したようです。
今年は早々に諦めたのか? 地バスの刈り込み、削除もしていません。

看板類とテラスなどの設備だけは、しっかりしています。一見の観光客は見過ごす
だろうが、リピーターは開設当初からの失敗をどう思うのだろうか(笑)。

郷土の森の修景池も、大きな池の中に小さな囲い(桝?)を設置していますが、
周到な設備が施されています。桝と池の水は分断され、魚の出入りは出来ず、
各桝には各々に給水口が付いています。双方に行き来しているのは、トンボと亀と
鴨ぐらいでしょう(笑)。

弁天島の紫陽花と

数輪の蓮が見えます。

茶店の跡

これを最後に、不忍池の常設の茶店はなくなりました。
東京オリンピックに向けて、どんな不忍池になるのだろうか?

亀の産卵

亀が穴を掘って、産卵の準備をしているようでした。
カラスなんかに襲われなければと念じます。
中々生まないので諦めて離れましたが、そこがどうなったか再訪してみたいと
思います。

清水観音堂下の紫陽花


近くで、キンシバイを見つけました。

これで、「初夏に見る黄色い花 キンシバイなど 八季資料(15_466B;)」記事の 
キンシバイ (金糸梅)を補足できます。

不忍池などの詳細については、別記事で紹介します。