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天皇誕生日一般参賀(12/23,17_867.2B)   投稿日:2017/12/25(Mon) 14:14 No.4024
2017/12/23(土)に、天皇誕生日の一般参賀に参列してきました。(17.872記)

なお、この日の八季巡覧記は次の記事で、一部重複しています。
「12/23 皇居一般参賀と東御苑、上野動物園など 八季巡覧記(17_867B;) 投稿日:2017/12/24 No.4023」

皇居_案内図 (図1)

 (注) @OpenStreetMap contributorsの画像で、筆者が赤青線を追加しています。
赤実線は一般参賀で歩いたルートで、破線は他の参賀の列。
3ヶ所の赤丸で検問があり、坂下門前列、二重橋前列、桜田門前列の3方向からの行列が二重橋前で合流します。

宮内庁の案内概要
「天皇誕生日一般参賀要領
 期日 平成29年12月23日
 参入門 皇居正門(二重橋)(午前9時30分~午前11時20分)
 退出門 坂下門,桔梗門(ききょうもん),大手門,平川門,北桔橋門(きたはねばしもん)
 お出まし(予定) 天皇皇后両陛下,皇太子同妃両殿下,秋篠宮同妃両殿下,眞子内親王殿下
  第1回 午前10時20分頃第2回 午前11時頃 第3回 午前11時40分頃

 【午後の一般参賀(記帳)】・・・・」

参入時刻の1時間前には、二重橋前列の行列に並びました。


検問の様子


行列先頭の幟


合流直前の坂下門前列

コーンと列番号札を見ると、人の流れがわかります。

合流

写真を撮るために二重橋前列では右端にいましたが、行列の中ほどになってしまいました。

正門前の光景


二重橋の渡り初め


ここから11枚の写真は、動画から切り出しています。

石橋を渡る手前から見る鉄橋

平日でも、この地点までは来られます。

鉄橋と伏見櫓


石橋の飾電燈

高さは2.7m、傘は「丸十字型」で、男柱の上に乗っています。

皇居正門


儀仗隊員の雄姿


鉄橋へ向かう行列


伏見櫓と鉄橋の飾電燈

飾電燈の傘は「百目柿型」で、地面の上に立っています。
なので、石橋の飾電燈より高さ(5.2m)があり、警備の人の3倍ほどの高さだろうか。
 (注) 各飾電燈の高さは、明治村の説明から引用。

鉄橋から見る皇居前広場


皇居宮殿の中門に向かいます。


宮殿広場の報道陣


宮殿広場のパノラマ編集画像


お出まし






参賀を終えて、広場から退場


参考写真(2014/07/21に撮影)
南から見た宮殿前広場

白御影石が、一般参賀時の最前列になるとの説明です。
右端の壁が、一段高い植栽壇を仕切っています。今回、関係者のテントや報道陣がいる場所です。
宮殿からは60Mほど離れていそうです。

白御影石と宮殿との間合い

参賀の集団の中にいる時は分らなかったが、意外と離れているんですね。
また、お出ましの場所が仮設であることもわかります。
凸凹したトタン張りのような縁取りでは、舞台装置にも劣ってしまいます。
もう少ししっかりしたものにならないのだろうか?

蛇足 
二重橋関連の用語について

皇居正門:皇居への正門で、門前に皇宮警察儀仗隊が立っている。
皇居正門石橋:正門前の石橋で、俗称眼鏡橋。
  飾電燈は1986年に更新されており、正式名称は皇居正門石橋飾電燈(傘は丸十字型)である。
  旧来の飾電燈は皇居正門石橋旧飾電燈と呼ばれ、明治村、皇居東御苑や電気の史料館で見る事が出来る。
皇居正門鉄橋:1964年に鉄橋と飾電燈(傘は百目柿型)と共に更新されている。
  旧来の飾電燈は旧二重橋の飾電燈と呼ばれ、明治村や東京芸大て見る事が出来る。
二重橋:本来は皇居正門鉄橋のことだが、2橋合せて「二重橋」と呼ぶ事が多い。

二重橋の参考写真(2015/12/23に撮影)

手前に6基の石橋飾電燈が見えており、奥に鉄橋飾電燈の右半分の2基が見えている。

Wikipediaの「二重橋」に美しい写真がありますので、引用します。

紅葉と冠雪が見られるので、同様な写真を撮るのは難しい。

序でに、正門鉄橋もWikipediaから引用します。


6基の石橋飾電燈の参考写真(2015/12/23に撮影)


鉄橋飾電燈の参考写真(2014/07/21に撮影)


これを機会に、過去の飾電燈記事での用語を見直しました。

閑話休題

宮内庁


宮内庁前の名刺受所

名刺を納めて、ホッとしている姿も。

何かを形にしたい気持ちなのでしょうか。

  ここまでを来し水飲んで去る  山頭火

それとも、代参を依頼されての名刺納なのだろうか。

蓮池濠の十月桜

乾通りの新植栽の一貫のようです。inuidoorino

報道各社の中継車


宮内庁前から見た富士見櫓

櫓だけでは、ずんぐりむっくりです。

石垣との組合せが美しい。




サザンカ


百人番所


ここからは東御苑なので、一般参賀の紹介はここまでです。

最後に、苦言を一言。

行列に加わる前の出来事です。

祝田橋の北西の歩道の通行止め

看板は車両の規制ですが、歩道もバーで通せなくしています。
この歩道を通って、二重橋方面に行きたかったのです。

皇居内は宮内庁の管轄で一般参賀の案内がネットに公開されていません。
また、皇居外苑(皇居前広場、和田倉噴水公園)と北の丸公園は環境省の管轄で、各施設の案内が
公開されています。
皇居外苑地区の警備は、看板にもあるように丸の内警察署の管轄ですが、車両規制や歩道の規制などに
付いては一切の情報が、ネット上では見られません。皇居前広場は広く、迂回する橋なども
歩くには遠く離れています。前もっての規制情報の公開が望まれます。

またペットボトルの持ち込み禁止についても、宮内庁の案内には書かれていません、
警備車両の電光掲示板で表示されているだけです。実際に検問所で没収されてしまいました。
宮内庁、環境省と丸の内警察署で、連携を取って案内、広報をして欲しい。

個人のネット情報では「ペットボトルは持ち込みは出来ない」と、経験に基づいた情報が
書かれています。

行列に並ぶことを含めて、2時間近くの間、水分補給無しを強いるのは酷でしょう。
ビニールのチューブ式水筒なら、持ち込み可能なのだろうか?

何万人もの人が集まる慶事なので、健康維持に留意し、警備上の安全確保を可能にする方法を考えて欲しい。
200CCほどの水分を、どのような形なら持ち込めるのか、案内で提示出来ないものか?